新着MMS受信アプリ、見え隠れする陰謀

OS3.0以降、iPhoneでMMSを多用しているユーザーには朗報であったであろう「新着MMS受信アプリ」のリリース。
ソフトバンクモバイルさん、本当にありがとう。
これでセンター問い合わせが出来るようになったから、本当に助かったよ!



ありがとう!
サンキュー!
ダンケシェーン!



だがこれは、ソフトバンクモバイルの新たな陰謀ではないのかと疑わざるを得ない…。



確かに、MMSのセンター問い合わせが出来ないというiPhone OS3.0の欠陥部分ではある。
この部分はOSで早急にカバーしてもらいたい、切実に思う。



だってこの「新着MMS受信アプリ」は……Wi-Fi環境下では使用することが出来ないのだから!



まずは思い出していただきたい、MMSってなんぞや?という部分。


簡単に言えば…
◆@softbank.ne.jpのドメインが使用できる
◆他社携帯電話とのメールも可能
◆写メの添付も出来る
本当に簡単な部分だけを抜粋すれば、こんな感じ。
更に付け加えるとすれば…
ホワイトプランであれば送受信無料(メール容量に上限あり)
っていう部分でしょうか。


そう、ソフトバンク同士であればMMSを無料で使えるわけで、ただ友の輪が広がっていくわけだ。
セカンド携帯としてソフトバンクを所持している人の割合も増え、現在の日本におけるソフトバンクシェア率は18%にまで登り詰めた。
2007年の時点では12%程度だったので、純増26か月No.1はダテじゃない、アニメじゃない。
それに比べドコモのシェア率は2年前まで56%だったにも関わらず、現在は50%程度にまで落ち込んでいる。
まぁ、今夏モデル、エヴァ携帯で純増がソフトバンクに肉薄する勢いなので、その「お客様視点の端末を出す」という部分を忘れずに、親方日の丸根性は捨てて健気に精進してほしいものですが…という余談は置いといて。


とにかく、メールが安く使える、これはユーザーにとっては嬉しいこと。
そしてパケット上限額を抑えるため、世のお父さんたちはカカア天国という世知辛い世の中で「無線LANヒャッホイ」というアビリティを身につけたはず。
頑張って出費を抑えないと、かあちゃんiPhone取りあげられちゃう…そんな恐怖と闘っているお父さん達。
パケット通信なんて使いません、Wi-Fi一筋で生きていくんです、そんな固い決意を抱いてiPhoneを購入した人も、少なくはないハズ。


絵文字が使えるようになり、MMSも使えるようになり、コピペも使えるようになり…どんどん進化していくiPhoneは、もはや手放すことが出来ません。
そこに颯爽と白馬の騎士のごとく現れたのが、センター問い合わせが出来ないというOS3.0の困った部分を補ってくれる「新着MMS受信」アプリ。
若干の遅れはあったものの、AppStoreでちゃんと配信された時に見掛けた緑色のアイコンに、ホッと胸を撫で下ろしました。


だが、そこにソフトバンクモバイルの恐ろしい陰謀が見え隠れしたのです…。


理由は単純。


Wi-Fi環境下で使うことが出来ない。


ヒドイ…あまりにひどすぎる。
確かにセンター問い合わせできるというのは、本当に便利です。
このアプリをリリースしてくれたソフトバンクモバイルさんには心から、それなりに感謝しています。
LIMUも職場の関係上、ソフトバンクが圏外になってしまうことも多々あるため、センター問い合わせとは酒を飲みかわしたいくらいです。


しかし思い出して頂きたい…センター問い合わせには、問答無用でパケット通信料がかかるということを。
例えソフトバンクから来たメールであっても、センター問い合わせをすればメール無料にはならない。
センターに問い合わせるという行為自体が、パケット通信料がかかることなのだ。
これじゃ、世のお父さんたちが哀れすぎるではないか!


今、ソフトバンクは少々の無理をして成り立っているのではないかと思われる。
新規契約や買換えの際、必要のないオプションサービスをつけられることも多い。
量販店ならまだ分かるが、代理店、直営店であっても、あのオプションへのこだわり方は半端ではない。


かつて、ドコモがiモードのオプションサービス料を210円から315円に引き上げた。
他社のモバイルインターネットサービス料金に追従する形をとったということにはなるが、日本人の半分がドコモを使っていて、更にその30%近くはiモードをつけている…もっと多かったか少なかったか、忘れちゃったけど。
それだけのユーザーから105円多く貰うということは…チャカチャカチーン!収益もグッと上がるわけで。


ホワイトプランは通話料、SMS・MMSも無料だとか、ソフトバンクはこのmobile業界に次々と革命的なことをやってくれている。
そしてとうとう、日本でiPhoneを取り扱えるキャリアにまでなっちまいやがった。
Vodafonからソフトバンクに変わった、業界3番手が、ここまでやってくれるなんて誰が想像したでしょう?
それは確かにすごいことです、そして楽しいことであり、アンチソフトバンクを掲げる人たちであっても、その動向から目が離せないと思ってしまう。
ソフトバンクが何か新しいことを発表すれば、今まで親方日の丸だったドコモもauも何かしらの新しい動きをしてくれるのだから。
どのキャリアユーザーも、ソフトバンクに注目してしまう…なんてカリスマw(色々な意味で


そんな中で登場した「新着MMS受信」アプリは、パケット通信料をコソコソとせしめる為に登場したようにしか思えないのは…LIMUの心が歪んでいるから?;;
なぜパケット通信環境下でなければ問い合わせることが出来ないのか、どうしてもその疑問を払拭することが出来ない。
たった1円とかその程度の世界であったとしても、多くの人が何度も利用するアプリであれば収益に繋がる。
よく分からない開発費は別として。





iPhoneで頑張ってくれているソフトバンクモバイル
だが、オプションサービスのベタ付け等から見られる流れに、ちょっと苦しさや陰謀が感じられる……のは、LIMUの心が歪んでるから?;;




一つ、ぶっちゃけよう。
このアプリに頼るくらいなら……


自分宛にMMSの空メール送った方が楽www


「新着MMS受信」アプリのようにWi-Fi環境下ではダメっていう制限もない。
一度センター問い合わせすると30分間は出来ないっていう制限もない。


うん、これからもこの方法を使うだろうなLIMUは(笑)